2025.10.07
最終更新日:2025.10.07

ジェントルマンのための2025年秋「ヘアと香り」の正解は?

ジェントルマンは、服以外も抜かりがない。堅さの中に少しのニュアンスがにじんだヘアスタイルと香りが、新しい紳士の佇まいを完成させる。

アジアの名優に学ぶ品と色気が両立した髪

映画『欲望の翼』のワンシーン
Shutterstock/アフロ

ドレススタイルを仕上げるヘアの正解は、1980~’90年代のアジア映画にあった。品はあるが、どこか気だるげな色気を内包する…香港映画黄金時代に活躍したことで知られるレスリー・チャンもその一人だ。この写真は映画『欲望の翼』のワンシーン。清潔感のあるレングスながらも、そのツヤ感や程よく無造作感のあるフォルム、額に自然にかかる一束の前髪など、“ニュアンスのある堅さ”は、現代の紳士の装いにも応用したいスタイルだ。

ウッディ調の深淵さと甘美な華やぎが融合

ジェントルマンのための2025年秋「ヘアの画像_2
ジュニパー、サフランのエキゾチックなトップノートにアイリスの甘いミドル。ラストはバニラやインセンス、オークモスなどで重みの余韻を感じて。100mL ¥42,900/エドストローム オフィス

男の香りというと、重みのあるフレグランスをイメージしがち。しかし、近頃スモーキーなウッディ調のノートに、花や果実など「甘さ」や「華やかさ」が加わった香りが増えてきた。パリ発、日本初上陸のブランド・CHAMBRE52を代表する「tobacco memories」もそのトレンドを反映している。スモーキーなタバコにチェリーやアイリスなどの甘美なムードが加わり「重いだけじゃない」大人の余裕を醸すオードパルファムは、紳士の理想。

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