Q.1
いちばん重いものはどこに入れればいいの?

A.1 キャリーバー側の底面に入れる

「スーツケースを開いた状態で収納スペースを4分割します。私はこれを『フォーメーション ディヴィジョン4』と名づけています。4分割にしたうえで、前面側の天面①にいちばん軽いもの、キャリーバー側の天面②に軽いもの、前面側の底面③に重いもの、キャリーバー側の底面④にいちばん重いものを置くのが、パッキングを制する基本的な考え方です。底面に重いものを配置することで走行性が高くなります」

〈回答者〉
東急ハンズトラベルグッズバイヤー/佐藤宏樹さん
「スーツケースの伝道師」の異名をもつトラベルグッズバイヤー。現在19台のスーツケースを所有し、通勤にも使うほど。


Q.2
スーツケースのバーのくぼみで荷物が入れづらいのですが。

A.2 詰めものでフラットにする

「Tシャツやソックス、下着など、形を自由に変化させることができるものを詰めてフラットに。そのあとのパッキングがしやすくなります」

〈回答者〉
ビームス ライツ ディレクター/村口 良さん
ビームスの「旅」をコンセプトにしたレーベルのディレクター。現地での買い物を考えて、荷物は少なくするのが鉄則。


Q.3
洋服の効率的なたたみ方って?

A.3 カジュアルウェアはミルフィーユ式、ビジネスウェアはNewミルフィーユ式

「『ミルフィーユ式』は、2本のパンツを底にしてTシャツなどがフラットになるように互い違いに重ねていくパッキング方法で、上から順にはみ出している裾をたたんでいき、最後はパンツでぐるっと包みます。そうすることで中身が固定され、パンツ自体もハッキリしたシワがつきにくく収まります。一方『Newミルフィーユ式』は、ハンガーにジャケットとシャツ、パンツの一式を入れたガーメントケースを重ねていくビジネスウェア向きの方法。ホテル到着後、すぐにラックにかけて、シワをのばすことができるのでおすすめです」

〈回答者〉
エース MD統括部 MD/南谷 誠さん
総合バッグメーカー、エースのMDとして、普通なら気づかないような細かな使い勝手を日々研究している。海外には年に5回ほど出かけている。


Q.4
スーツケースを使うときに、やってはいけないことは?

A.4 絶対に隙間をつくってはダメ!

「パッキングをするうえで隙間をつくるのは絶対NG。帰りに荷物のほうが多くなる事態に備えて、あらかじめ荷物を少なくしている場合は、新聞紙などで埋めておくのがいいでしょう。現地で捨てればいいし、割れ物の梱包に使うのもありです」

〈回答者〉
東急ハンズトラベルグッズバイヤー/佐藤宏樹さん


Photos:Mitsuo Kijima
Stylist:Shota Iigaki
Text:Hisamoto Chikaraishi