2020.04.28

【僕のSTAY HOMEに欠かせないモノ3選 #08 柿本陽平さん】在宅ワークでは朝の仕事の始まりや集中力が切れたときにも、香を焚くことが多くなりました

在宅ワークや外出自粛の中、おしゃれな大人たちの「おうち時間」にエッセンシャルなモノとは? 

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01|大村 剛のオブジェ 福岡の陶器作家、大村 剛さんのオブジェです。彼の作品は風化した鉄のような表情が特徴で、このオブジェは冬の個展で出合いました。純粋に観賞用に作られたものですが、たまたま香炉を探していたこともあり、使い方がすぐにイメージできました。緊張感のある不安定なシェイプが建築物のようにも見えて、部屋にあると空間が引き締まります。毎日の就寝前だけでなく、在宅ワークが増えてからは朝の仕事の始まりや、集中力が切れたときにも、香を焚くことが多くなりました。

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02|ユートのエプロン 逗子に越してから週末に料理をするようになりました。最近は平日の昼もキッチンに立つことが。服を汚したくないので、エプロンは必ずします。愛用しているのは、5年前にブルーム&ブランチ 青山の1周年記念で岡山のユートとコラボして作ったコットンキャンバスのエプロン。ポケットやウエストコードにはヨーロッパの古生地をあしらっています。フランスのヴィンテージのように “つぎはぎ”をしながら長く物を愛そうという思いを込めました。裂けたり綻んだりしても、直しながら使っていきたいと思います。

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03|堀 道広の金継ぎキット 器が好きでたくさん所有していますが、それなりに割ってもきました。それで葉山のARAHABAKIで、漫画家であり漆芸家である堀 道広さんに金継ぎを学びました。僕が堀さんに教わったのは、室町時代から続くナチュラルで体にも安全な修繕方法です。卒業のタイミングで金継ぎキットを買わせてもらったので、本格的な金継ぎが自宅でもできるようになりました。学生時代に好きだった美術の時間のように没頭します。ある意味瞑想しているような感覚です。

柿本陽平  YOHEI KAKIMOTO
フリープランナー/ブルーム&ブランチ ディレクター。セレクトショップのプレスを経て、2014年に作家ものの器やヴィンテージなどユニークなセレクトのブルーム&ブランチをオープン。



Text:Hisami Kotakemori

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