COLUMN

大人が買いたい
6月のデニム10選[後編]

大人がはきたくなるデニムってどんなものだろう?
悩める大人に送る、6月にはくべきデニム10本を厳選紹介します。


【6|KAPTAIN SUNSHINEのホワイトデニム】
まっさらな白よりはきやすい
大人なムード満点のホワイトデニム

‘50年代のビッグシルエットジーンズをイメージし、あえて大きめに作られた一本。ムラ糸としなやかなハイツイスト・コットンをブレンドした素材を採用し、旧式のシャトル織機で時間をかけて織り上げふっくら柔らかい質感に仕上げた。薄すぎず厚すぎない10.5オンスだから通年での着用が可能だ。クリーンで抜け感抜群な白で、カジュアルからきれいめまでテイストを選ばずに着回せる。¥29,700/キャプテン サンシャイン


ウエストベルトを通さずにシンチバックでも調整可能。トップスをタックインしギュッと絞ることでスタイリングが新鮮に。


【7|ANATOMICAのデニムパンツ】
稀少なミリタリージーンズは
マニア垂涎のディテールがたっぷり

デザインソースは、’40年代頃のアメリカ軍のデニムトラウザーズ。ヴィンテージ界ではもうほとんど見られることのない希少なモデルを現代に再現した一本。飽きのこないオーセンティックなやや太めのストレートシルエット。腰回りや脚のラインにきちんと沿うように設計されており、美しい落ち感の一本。ホワイトのステッチがアクセントで、脚を綺麗に見せてくれる。¥37,400/アナトミカ(アナトミカ 東京)


ヴィンテージ特有の「ヘタウマ感」を再現したディテールが盛りだくさん。いびつな形の大きなバックポケット、華奢なベルトループやコインポケットまで当時のディテールを忠実に再現した。 また、「US ARMY」と刻印が入ったメタルボタンをオリジナルで製作するほどの手の込み具合で、ヴィンテージ好きも納得の仕上がりだ。


【8|DESCENDANTのデニムビーチパンツ】
夏にぴったりなビーチパンツは
デニム地で大人らしさを演出

ディセンダントのビーチパンツは、ゆったりしたサイジングにドローコードが付いたイージー仕様で気張らずラクにはける一本。ほどよい13オンスで、ムラ糸を使用して織られており、凸凹の生地感が生むナチュラルな風合いとさらっとしたき心地が魅力。夏場も蒸れにくく肌にまとわりつかず、快適に着用できる。¥28,600/ディセンダント


ヒップポケットは玉縁で、バックシルエットを美しく見せてくれる。ポケットの上には、ディセンダントのアイコンであるクジラをあしらったタグが。Tシャツとサンダルを合わせ、ラフに着こなしたい。


【9|NEATのポリエステルジーンズ】
スラックス型ジーンズなら
カジュアル&キレイのいいとこ取り!

国内外から厳選した生地、丁寧な仕立て、上品なシルエットとこだわり抜いたものづくりで人気を誇るパンツ専業ブランド、ニート。ポリエステルではあるが本格的なデニムの風合いに近づける為、特性撚糸加工で太番手を実現した一本。ニートらしいクラシックなディテールが盛り込まれ、立体的なパターンで、はいたときのシルエットが抜群。¥38,500/ニート(にしのや)


NEATの代名詞とも言えるウエストの2本のインタックで腰回りにたっぷりとゆとりを持たせた、抜群のはき心地が魅力。センタープレス、ベルトピンループなど本格的なドレスパンツのディテールで、洗練された着こなしにもってこい。


【10|HERILLのカーゴデニムパンツ】
タフだけど爽やか。
ホワイトカーゴが初夏によく合う

日本の伝統製法や素材にこだわるブランド、ヘリルのカーゴデニムパンツは、武骨な中にもどこか品のよさが漂う一本。太番手でがっしりと厚手に織り上げたオリジナルのデニム生地を採用。染色や脱色を施していないからこそのナチュラルな色味を生かした、表情の豊かさが魅力だ。しっかりとノリが効いたノンウォッシュ、はき込むうちに愛着が増していく。¥41,800/ヘリル(にしのや)


通常は腿より低い位置に配されるサイドポケットを上部に配してボリュームを出した腰回りに、裾にかけてドカンと落ちる太いストレートが目を引く。ボリュームたっぷりなのにきれいにおさまって見えるのは、へリルだからこそ。膝に入ったダーツによって立体的で美しいバギーシルエットを表現した。裾のドローコードでシルエットに変化をつけて、様々なスタイリングを楽しみたい。


Photos:Yoshio Kato
Stylist:Takeshi Toyoshima
Text:Takako Nagai

アナトミカ 東京 TEL:03-5823-6186
キャプテン サンシャイン TEL:03-6277-2193
ディセンダント descendant.jp
にしのや TEL:03-6434-0983