30人を毎日更新! 大人の偏愛デニム30DAYS
久しぶりにデニムをはきたい気分になってきた。
UOMOでお馴染みの30人はこの春、
どんなデニムを選んでどうはくか?
個性あふれる着こなしを30日連続でアップします。

DAY 21
「ヨーク」の
ドッキングデニム
水澗航さん/ENKEL 主宰
ファッションとアートが
融合した個性派デニムパンツ
「このデニムはヨークのもので、異なるデニムをドッキングした仕様になっています。両脇の縫製を外し、別のデニムをマチのように脇に継ぎ足してリサイズしており、両サイドにセルビッジデニムの耳を出しているところが個性的。今季のテーマに、アメリカの画家であり、彫刻家、美術家として知られる、バーネット・ニューマンを掲げ、彼の抽象画にある直線のラインからイメージして耳のラインを際立たせているのですが、横から見た佇まいがとてもユニーク。日々のファッションにアートの要素を取り込んだ技ありのデニムだと思います。トップスには、春らしくヨークの和紙で作られたニットをチョイス。抜け感を持たせながらも、落ち着いた雰囲気に」

「L字ポケットとは別に、スラックスのようなパーティカルポケットがあり、シックなムード。腰回りのフォルムもすっきりしているし、セルビッチデニムの耳のホワイトラインが視覚的にも足長に見せてくれると思います」

リラックスムードを足元でソリッドに引き締める
「ジーンズにスニーカーでもいいんですが、ブーツカットのような裾の広がりを生かしたくてサイドゴアブーツにしました。指輪以外、アクセサリーは極力控えつつ、足元に少し重みを持たせることで大人っぽく仕上げています」
水澗航/ENKEL 主宰
ファッションショールーム「STUDIO FABWORK」を運営しながら、ファッションだけでなくインテリアや食器など、身の回りのものをキュレーションするギャラリーショールーム「ENKEL」も主宰する。
ジーンズ ¥34,000/ヨーク(エンケル)
エンケル:03-6812-9897
Photos:Yoshiko Kojima
Text:Wakako Matsukura