30人を毎日更新! 大人の偏愛デニム30DAYS
久しぶりにデニムをはきたい気分になってきた。
UOMOでお馴染みの30人はこの春、
どんなデニムを選んでどうはくか?
個性あふれる着こなしを30日連続でアップします。

DAY 1
「トッズ×エンダースキーマ」の
コラボデニム
綾 瞳さん/会社員
デニムのコレクションは60本。
デザインや歴史に込められた意味を愛したい
「昨年秋ごろにドーバー ストリート マーケットで購入したトッズとエンダースキーマのコラボデニムです。普段、あまりコラボアイテムには手を出さないのですが、実際に見てみたら自分が求めている太いストレートシルエットに近く、気になって。一旦その日は帰宅したのですが、どうしても忘れられず、もう一度来店して購入。家に帰っても頭から離れないデニムに出会えたのは久々でしたね。後ろのレザーのタグも気に入っているポイント。本来外してもいいものなのですが、あえて付けたままにしています。サイズが記載されたテープもデザイン性が高くワンポイントになるので、わざわざ穴を開けて自分で縫いつけました」

カジュアルになりすぎないよう、全身で「プラスマイナスゼロ」を目指す
「僕のコーディネートは、全身で見た時に『プラスマイナスゼロ』に近づけることがテーマ。デニムをはく時のポイントはカジュアルになりすぎないこと。トップスや小物でバランスを取っています。ドレス感で『ブラマイゼロ』に近づけるべく、コットンニットと革靴を合わせました」

「デニムはブランドを問わず60本くらい持っています。手持ちのパンツの中でもかなり多くを占めていますね。魅力の一つは普遍的なこと。1年中いつでもはけますし、昨年購入したものでも、今年、来年、そして10年後とシーズンレスかつタイムレスにはける。だからこそお金をかけるべきアイテムだと思います」

「裾上げをしないのもポリシー。スラックスやチノパンは裾上げ前提に作られてますが、デニムに関しては、裾のアタリやシルエットのバランスも含め1本のデザインとして完成します。それを自分の丈感に変えるのは、デザイナーの意思を汲まないことになるし、ヴィンテージだったらその歴史を途絶えさせてしまうのかなと。だからこそ自分にぴったりのレングスのものは無条件で欲しくなってしまいますね。これからも、自分の体型を維持しつつ、デニムに込められた意味を末永く愛していきたいです」
綾 瞳/会社員
服飾資材商社で働く、服への愛に満ちた会社員。本誌恒例企画「試着フェス®!」での、細かすぎるコメントがいつも話題。
Photos: Masaki Fujimura
Text: Emiko Hishiyama