2023.03.17

【オール3万円以下】コーチ、イッセイ ミヤケ… この春大人が選ぶべき「コスパ財布」7選

財布を新調する前に、今年のトレンドをキャッチしておきたい! そんな要望に応えて、阪急メンズ東京のバイヤー、田中大士さんにカテゴリーごとの流行や注目すべきポイントを教えてもらった。3万円以下のコスパ財布は、日本のバッグブランドが手がけるものに優品が多い。海外の有名ブランドでも形によっては掘り出しモノが!

【オール3万円以下】コーチ、イッセイ ミの画像_1
阪急メンズ東京 バッグ・革小物 アシスタントバイヤー
田中大士さん
プロフィール画像
阪急メンズ東京 バッグ・革小物 アシスタントバイヤー 田中大士さん
2016年に入社。阪急メンズ大阪の販売などを経て、2021年から現職。ときには販売として店頭にも立ち、開運日に向けた財布のイベントを企画するなどマルチに活躍。趣味はサウナ通い。

ラグジュアリーに見えて3万円以下という財布も

「デザインや革質へのこだわりはもちろん、使い勝手がよく価格帯もリーズナブル。日本の専業ブランドにはそんなレザーグッズをラインナップしているところも多く、3万円以下でも高級感があって大人向きの財布が見つかります。


例えばペッレ モルビダ。イタリアンレザーをふんだんに使用し、内装もスムースレザーという財布のほとんどが3万円以下です。シンプルかつ機能的で、ラグジュアリーブランドのような雰囲気を醸し出しています。ぺッレ モルビダはバッグ人気が非常に高く、財布が陰に隠れがちですが、目が離せないブランドです」(田中)


阪急メンズ東京 おすすめ PELLE MORBIDA|MINI WALLET

ペッレ モルビダ_三つ折り財布_正面
ペッレ モルビダ_三つ折り財布_内側
三つ折り財布¥22,000/ペッレ モルビダ(阪急メンズ東京B1ペッレ モルビダ)

革質にこだわった豊富なカラー展開も魅力

「キャッシュレスが進む昨今にベストな、ぺッレ モルビダの三つ折り財布です。小銭、紙幣、カードがバランスよく収納できて、ポケットにも入れやすく、サブ財布として使ってもいい。6色展開で自分好みの色が選べるのもありがたいし、この価格ならトレンドカラーにも挑戦したくなります。個人的には型押しレザーとスムースレザーで外と内側のコントラストが楽しめる、ブルーがイチオシです」(田中)


2022年に10周年を迎えたぺッレ モルビダ。このミニ財布は、高級メゾンからも評価されるイタリアのタンナー、ヌォーヴァ オーヴァーロードの牛革を使用。なめらかな風合いで仕上げた型押しレザーは、手ざわりがソフトで使いやすいと好評。札入れには仕切りがあり、コンパクトながら優秀な財布が完成。縦7×横10×マチ2.5cm。コイン1カ所、札入れ2カ所、カードポケット3カ所、フリーポケット1カ所。


BAO BAO ISSEY MIYAKE|CLAM WALLET

バオバオイッセイミヤケ_財布_クラム ウォレット_正面
バオバオイッセイミヤケ_財布_クラム ウォレット_内側
財布¥25,300/BAO BAO ISSEY MIYAKE(イッセイ ミヤケ)

ソフトで出し入れがラクな「クラム ウォレット」

三角形のピースを組み合わせた機能的なデザインで、世界中にファンを持つBAO BAO ISSEY MIYAKE。ピースの形状や素材違いでシリーズ展開されているが、バッグだけでなく財布もラインナップしている。この財布は細かい三角ピースを、コットンベースの生地の上に樹脂成形したKUROシリーズのもの。KUROには力強さを表す色としての「黒」と、玄人の「玄」の2つの意味が込められている。


外装と内装を同一素材にした財布はファスナーを開けると、やわらかな素材が貝のように開く。コイン入れが仕切りとなって紙幣を分けて入れる構造。両サイドに出し入れしやすいカード入れがあるのも特筆すべき点だ。縦9×横11×マチ1.5cm。コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット2カ所、フリーポケット1カ所。


PIERRE HARDY|COIN/CARD CASE LARGE

ピエール アルディ_L字ファスナー財布_配色
ピエール アルディ_L字ファスナー財布_内側
財布¥25,300/ピエール アルディ(ピエール アルディ 東京)

外側カードポケットと美配色に魅せられて

COIN/CARD CASE LARGEはピエール アルディの定番L字ファスナー財布。外側に2つのカードポケットをあしらっているのが、ありそうでなかったデザイン。中は仕切りのコイン入れがあり、両サイドに紙幣、レシート類を分けていれることができるスタンダードな構造。淡いブルーにグリーンのバイカラーは、今シーズンの新色だ。


ピエール アルディはビッグメゾンのシューズデザイナーとして活躍し、ラグジュアリースニーカーをいち早く展開したことで有名だが、近年はマルチカラーのバッグがセレブの間でブレイク。3万円を切る使い勝手のいいカードウォレットも、隠れた人気商品としてロングセラーになっている。縦9.5×横12.5cm。コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット2カ所、フリーポケット1カ所。


ED ROBERT JUDSON|“BUND” BINDER MINI WALLET

エド ロバート ジャドソン_手帳型財布_イエロー黄色
エド ロバート ジャドソン_手帳型財布_ノート用バインダー
財布¥26,400/エド ロバート ジャドソン(ベータ)

ノート用バインダーを応用した手帳型財布

「架空の職人」の名を冠して、ウィットに富んだレザーアイテムを展開するエド ロバート ジャドソン。ドイツの”KURAUSE社”製のバインダー金具を使用した財布には、ブランドの魅力が詰まっている。一般的には書類をまとめるバインダーを、財布の機能として再解釈して、取り外し可能なコインケースを付けた。ラッキーなムードあふれるイエローは、今季の新色。


コインケースは中に仕切りポケットが付き、単体でL字ファスナー財布としても使える。財布本体は内側両面にポケットを備え、片方はマチが付くのでレシート類を入れておくにも便利だ。アイデア次第でさまざまな使い方ができる傑作。縦8×横11×マチ1.5cm。コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット1カ所、フリーポケット1カ所。


COACH|ZIP CARD CASE SIGNATURE LEATHER

コーチ_フラグメントケース_ペブル レザー
コーチ_フラグメントケース_ダークデニムカラー
フラグメントケース¥25,300/コーチ(コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)

ON/OFF使えるダークデニムカラーが出色

コーチのシグネチャーをエンボスしたシンプルなカードケースは、このダークデニムカラーに注目。カジュアルスタイルにもなじみ、ONの場面でも使いやすい独特の色味に、心を奪われる。ジップポケットは片マチ仕様でコインの出し入れがしやすく、スリムなデザインながら5枚のカードポケットを備えているのも優秀だ。


ブランドを代表する「ペブル レザー」は、革の表面に小さな凹凸を付けた上質な素材。傷や汚れがつきにくい特性を持つ。やわらかいからカードの取り出しもスムーズにできると評判。縦7×横13cm。コイン1カ所、カードポケット5カ所。


ITTI|CRISTY VERY COMPACT WLT.5

イッチ_財布_コードバン
イッチ_財布_内側
財布¥29,700/イッチ(イッチ ショールーム)

アンダー3万円でコードバン使用の名品

3月10日に初の旗艦店「ICHI GALLERY」を富ヶ谷にオープンしたイッチ。収納力抜群のコンパクトウォレットにファンも多い。中でも一番人気を誇るのが、この「クリスティ ベリー コンパクト ウォレット」。二つ折りのL字ファスナー型で、ポケットに収納しやすい縦型というのも秀逸だ。透明感のある水染めのコードバン“ヌメカルノ”は、人気の定番。


表面にはICカードなどに便利なカードポケット、内側にも両サイドにカードポケット、箱型に大きく開くコインポケットを備え、紙幣を折り畳まずに収納できる設計。高級な素材を使用しながらもこの価格設定という点に、感動しかない。縦10×横9×マチ2cm。コイン1カ所、札入れ1カ所、カードポケット5カ所、フリーポケット2カ所。


TEMBEA|MINI ZIP

テンベア_財布_ヌメ革
テンベア_財布_中が5つに仕切られた
財布¥24,200/テンベア(テンベア トウキョウ)

使い方のアイデアが広がるワンオペ財布

中が5つに仕切られた、アイデア次第でいろいろな使い方ができるファスナー財布。小銭、紙幣、カード、レシートと必要なものがすべて収納可能で、仕切りの間にもポケットが2カ所あるので、カード類を分けて入れることもできる。ファスナーを開ける一度の動作で、必要なものがすぐに取り出せるストレスフリーの構造は、今一番求められているデザインだ。


ヒネリのある財布でファンを獲得するテンベアは、素材にもこだわりがあり、丈夫でやわらかなフランス産の山羊革を使用。カードやコイン専用などセカンド財布としてもおすすめ。縦7.5×横11×マチ3cm。フリーポケット7カ所。



イッセイ ミヤケ TEL:03-5454-1705
イッチ ショールーム TEL:03-5413-6377
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン TEL:0120-556-750
テンベア トウキョウ TEL:03-3405-5278
阪急メンズ東京B1ペッレ モルビダ TEL:03-6252-5383(売場直通)
ピエール アルディ 東京 TEL:03-6712-6809
ベータ https://edrobertjudson-store.com

Photos:Naoki Seo
Stylist:Eriko Asakura
Composition & Text:Hisami Kotakemori

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