2023.01.03

モンベル、パタゴニア…アウターでもインナーでも使える「優秀フリース」6選

気温やシーンに応じてウェアを足し引きするレイヤードスタイルは、冬場の服装術の基本。特に活躍してくれるのがフリースだ。アウターとしても着られるし、寒さが厳しくなればインナーとしても活用できる。ここで紹介するアイテムなら、一枚で着ても十分に様になるはずだ。

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01:モンベル|クリマプラス ニットジャケット

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¥9,240/モンベル・カスタマー・サービス TEL:06-6536-5740

セーターのように見えるフリース素材のあったかジャケット。ミックス調の風合いも大人っぽく、今年は新色で旬のブラウンが加わった。ベージュ系ボトムでトーン・オン・トーンに、ブラックを合わせてアーバンスタイルに落とし込むなど、着こなしをアップデートするにもちょうどいい。


クリマプラスは透湿・速乾性に優れたモンベル独自のフリース素材。このジャケットも裏面はふんわり起毛されているから、着た瞬間からあたたかい。擦れやすい肩やひじには補強のあて布も付いている。運動量の多いトレッキングから旅行にも、アウターやミドルレイヤーとして大活躍。



02:エル・エル・ビーン|セーター・フリース・プルオーバー

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¥12,100/L.L.Beanカスタマーサービスセンター TEL:0422-79-9131

見た目はセーターのようだけど作りはフリースという、L.L.ビーンの定番素材を使ったプルオーバージャケット。アウトドアっぽさが薄まった表情で、セーターのようにさらっとした上品な着こなしにも合わせやすい。


ウールセーターのようなチクチクした肌触りがないうえに、セーターよりも丈夫でタフなのも魅力。裏地は起毛加工を施した暖かい作りなので、アウターとしてもレイヤーとしても使える。襟ぐり、袖口、裾、ポケットの入り口部分に施されたジャージー素材のバインディングが着こなしにアクセントを加えてくれる。写真のブロックタイプは全4色展開。



03:エル・エル・ビーン|カタディン・フリース フルジップ

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¥10,890/L.L.Beanカスタマーサービスセンター TEL:0422-79-9131

L.L.ビーンの定番フリースとして人気の「カタディン・フリース」に待望のフルジップタイプが登場。いままではプルオーバータイプのみの展開であったが、2021年にウィメンズが先行して発売。2022年秋冬にようやくメンズもリリースされた。


両面に起毛加工を施したソフトな肌触りだが、耐摩耗性のある素材を使用しているので様々なアクティビティを最適にサポート。汗などの湿気を逃し、快適な着心地を提供してくれる。全6色展開。



04:パタゴニア|R1エア・クルー

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¥13,200/パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL:0800-8887-447

パタゴニアのミドルレイヤーとして、ウィンタースポーツの場面でも愛用する人も多い「R1エア」シリーズ。ストロー状の中空糸を、独自のジグザグ織りでふんわりと仕上げることで、激しい運動中も吸湿発散性と速乾性、そして通気性を発揮する。袖と背中側にストレッチのトリミングを施すことでフィット感をアップデートしている。


スノーボードやスキーのようなアクティブなスポーツはもちろん、ハイキングなどにも最適。写真のベイスングリーンは今シーズンの新色。アーシーな赤茶色のポケットやトリミングがアクセント。ほかの展開色も配色仕様だが、ブラックのみワントーン。



05:パタゴニア|シンチラ・ジャケット

パタゴニア_フリース_フルジップデザイン
¥19,800/パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL:0800-8887-447

1987年に登場したシンチラ・ジャケットを彷彿とさせるクラシックなデザイン。いろいろな着こなしが楽しめる、フルレングスのファスナーを採用したスタンドアップカラー。襟裏やポケット、トリミングにあしらわれたナイロンは補強とアクセントを兼ねる。両面起毛の中厚シンチラは裏地はなくともしっかりとした生地で、一枚でアウターとして着るにもちょうどいい。


新作「シンチラ」シリーズはすべて、毛玉防止加工を施したリサイクル・ポリエステル100%の両面フリースを使用。そして工場の従業員にプレミアム賃金が支払われる、フェアトレード・サーティファイド(公正貿易認証)の縫製を採用しているのはいわずもがな。タグには「Repair/Recycle/Reuse this product at wornwear.com(この製品をリペア リサイクル リユースしよう!)」というパタゴニアのメッセージも記されている。ポケット裏地には通気性にすぐれたメッシュを採用。


ちなみにシンチラ(Synchilla)は、人工的な素材であることを示す”シンセティック(synthetic)”と南米の山岳地帯に住むネズミのような小動物”チンチラ(chinchilla)”を組み合わせた造語。1970年代後半からパタゴニアとモルデン・ミルズ社(現在のポーラーテック社)が開発を進めて1980年代初頭に製品化され、一世を風靡した。シンチラはパタゴニアの登録商標のため、後年はフリースの名称が一般的に。



06:パタゴニア|シンチラ・ベスト

パタゴニア_フリース_シンチラ・ベスト
¥16,500/パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL:0800-8887-447

ジャケットと同じデザインのクラシックなフルジップベスト。肉厚で暖かく、インナーレイヤードだけでなく、ライトアウターの上に羽織る着こなしも今年はおすすめ。アウトドアでのアクティビティはもちろん、袖がないからデスクワークがしやすく、室内の防寒着としても重宝する。


写真のセコイアレッドは秋冬の着こなしに華を添えてくれるシーズンカラー。定番色と相性がいいのも魅力。ベーシックなブラック、ニューネイビー、オートミールヘザーの展開もあり。




Lead text:Tetsu Takasuka

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