2022.08.31

【大人の秋ファッション・究極の二択〜トップス編】カシミヤニットは味で選ぶか? 軽さ重視か?

知識も経験もあるファッションの目利きたちが、ふるいにかけて絞り込んだ究極の二択。そこには買い物の極意が潜んでいるはず。なぜこの二択に至ったのか。“あがり”一歩手前の頭の中をのぞいてみた!

味か? 軽さか?

AYonetomi BHEUGN

中山慶人さん(アーバンリサーチ プレス)
「洗いや染めの製品加工をいっさい施さないヨネトミは、スウェット感覚でタフに着られて着込むほどにカシミヤらしい風合いが増してくる。対してユーゲンは軽量で心地よく、シェットランドニットのような適度に粗野な質感が面白い。同じカシミヤニットですがもはやまったくの別物。できればどっちも欲しい」。

(右)ニット¥42,900/ヨネトミ(アーバンリサーチ オンラインストア) (左)ニット¥96,8 00/ユーゲン(イデアス)


光沢orマット?

ABarbour BSTUDIO NICHOLSON

高橋正典さん(スタイリスト)
「これまでは冬はダウンジャケットにスウェットがマイ定番でしたが、今季はレイヤードでちょっと変化をつけたい気分。スティーブン アラン別注のバブアーはシャリッとした光沢がいいアクセント。一方マットブラックのニコルソンも大人っぽくて使いやすそう。スポーティなジップか、品のあるボタンかも悩みどころです」。

(A)ベスト¥20,900/バブアー(スティーブン アラン フタコタマガワ) (B)ベスト¥48,400/スタジオ ニコルソン(インコントロ)


万能カーディガンは攻めの紫か? 無難な黒か?

ACABaN BJOHN SMEDLEY

鈴木慎吾さん(ディレクター)
「秋口は必ず一枚、薄手のはおりものを車に積むようにしています。今買いたいのはカーディガン。キャバンはパープルの発色と少しゆったりしたシルエットが好みですが、いつでも着られることを考えると、やっぱり定番の黒のジョン スメドレーなのか…」。

(A)カーディガン¥37,400/キャバン(キャバン 代官山店) (B)カーディガン¥44,000/ジョン スメドレー(リーミルズ エージェンシー)




Photos:Kazumasa Takeuchi[YE]
Stylist:Masashi Sho 
Composition&Text:Jun Namekata[The VOICE]

RECOMMENDED