秋山貴紀さん(スタイリスト)の愛用腕時計は…

Max Bill by Junghans Automatic

バウハウス最後の巨匠と謳われたマックス・ビル。彼がユンハンスのためにデザインし、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に永久収蔵された壁掛け時計のデザインを元に1962年に腕時計が完成した。バウハウスらしい機能美にあふれたデザイン、古典的なドームシェイプ風防が特徴的なモデルで、手巻き、自動巻、クオーツ、クロノスコープなど多数のバリエーションが存在する。秋山さん愛用のモデルはともにケース径38mm、SS、自動巻。


「齢を重ねたせいか、最近は洋服も同じような自分の好きなアイテムばかり購入しています。それは例えばビッグサイズのストライプシャツだったり、黒のベースボールキャップだったり、テック素材のワイドパンツだったり。そのちょっとしたディテールや素材の違いが自分にとって重要で、さらにその組みあわせ方次第で着こなしのニュアンスが微妙に変わってくるのが面白いんです。腕時計もそんな風に洋服を選ぶのと同じような感覚で、ユンハンスの「マックス・ビル」の自動巻きをフェイス違いで揃えました。ミニマルなデザインがもともと気になっていたんですが、恵比寿の〈コンティニュエ〉で着用してみたところサイズ感も本当にちょうどよくて。カジュアルにも、きちんとにも、自分の着こなしの幅にオールマイティに対応してくれそうなのも魅力でしたね。初めに購入したのが黒フェイス、最近白フェイスを買い足しました。実は黒はインデックスバーのみ、白はアラビア数字入りと、色だけでなくフェイスのディテールも少し違うものを選んでいます。白フェイスは購入時のレザーバンドそのままですが、黒フェイスの方はNATOベルトに付け替えました」。



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「トーマスメイソン」の生地を採用したストライプシャツはグラフペーパー。パンツはコモリ、肩掛けしたスウェットはドリス ヴァン ノッテン、薄手のポリエステル素材の黒キャップはキジマタカユキ。スニーカーは黒のニューバランス「M990v5」。


「最初の着こなしには、白フェイスのモデルを合わせました。ナイロン素材のワイドパンツにスニーカー、ブロードのストライプシャツにスウェットを肩掛けしたスポーティな着こなしには、あえて白フェイスにレザーベルトの時計で上品さをプラス。スポーティさとのバランスをとっています」。



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白シャツはマーヴィンポンティアック、ベストはグラフペーパー、パンツはヤエカ。キャップは上のコーデと同じようにみえてこちらはエルイーのもの。こちらはやや厚手のコットンツイル素材。


「白シャツとニットベストをレイヤードした着こなしには、軍パンとともにNATOベルトに付け替えた黒フェイスの時計で、ミリタリーテイストをミックス。ここでは時計は軍パンとともに、カジュアルダウンする役回りですね。足元はスニーカーの代わりにカジュアルな中にも上品さのあるクラークスのワラビーを」。



Photos:Naoki Seo