武骨さ×かわいげで好バランスの着こなしに

「IWCはれっきとしたスイスの老舗ブランドなんだけど、実はドイツ語圏のシャフハウゼンという街を拠点にしているので、どこかドイツっぽい雰囲気がある。スイスの時計はフランスの影響が強いんだけど、それとは違ったクールなカッコよさがあるよね。
 パイロット・ウォッチの無駄を省いたシンプルなデザインは、どこかドレッシーな雰囲気もあるし、スーツに合わせるとちょうどいいハズシになると思う。でも僕は、さらに一歩踏み込みたい。
 機能美を追求した時計だからこそ、ストラップの色で遊んでみるのはどうかな。ベージュのファブリックストラップなので、合わせるスーツもコーデュロイなどちょっとレトロなムードが欲しい。インナーもシャツじゃなくてニットでしょ。キーワードは“かわいげ”。ルーツが軍用時計だから、コーディネートでうまく和らげないとね」


機能もデザインも超本格派なパイロット・ウォッチだが、ベージュのファブリックストラップを合わせているためタフなイメージが薄くなり、“遊び”の余地が生まれた。時計¥561,000(税込)/IWC

リヒトが欲しい一本!

パイロット・ウォッチ・マークⅩⅤⅢ

1936年に初のパイロット用腕時計を開発したIWC。特に有名なのが1948年から製造を開始した「マーク11」で、「マーク18」は2016年に誕生した後継モデル。コクピット内の強い磁気から時計を守るために、耐磁性軟鉄製のインナーケースを内蔵するなど、初代から受け継がれる機能を守る。自動巻き。SS。ケース径40㎜。¥561,000(税込)/IWC

このモデルもいい!


パイロット・ウォッチ・マークⅩⅤⅢ ヘリテージ

1940年に製作された軍用飛行監視要員用の時計「ビッグ・パイロット・ウォッチ 52 T.S.C.」のデザインコードをお手本にしたモデルで、ブラウンのカーフスキンストラップや日焼けした色合いに仕上げたインデックスが特徴。チタンケース特有のグレーの色調が、男らしさをさらに増幅させている。自動巻き。Ti。ケース径40㎜。¥583,000(税込)/IWC


※文中すべて、SS=ステンレススチール、Ti=チタンの略です。


IWC TEL:0120-05-1868
https://www.iwc.com

Photos:Daisuke Mizushima[D-CORD] 
Hair:Kazuya Matsumoto[W] 
Stylist:Naoki Ikeda 
Model:Rihito[UOMO Model] 
Composition&Text:Tetsuo Shinoda
(2018年11月号掲載)

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