格式高いブランドを統一感で使いこなす

 「精密なギヨシェ彫りや印象的なブレゲ針など、ブレゲは伝統的なデザインをもっていますよね。主張の強いデザインの時計が増える中、こういった“古典”をしっかり守っているという姿勢が好きなんです。『クラシック 5177』は、ケース径が38㎜。自動巻き式ですが薄く設計されており、しかもケースサイドにはコインエッジ装飾も入っているので、どこから見ても美しい。ブレゲのスタイルは不変ですから、どんどん価値を増していくでしょうね。
 僕はこういう時計をあえて“日常使い”したい。ドレスな着こなしではなく、例えばスエードのジャケットとボトムにはデニムスラックスを合わせたりして。時計が茶のストラップなので、トップスも茶で揃えれば多少カジュアルに崩しても“わかっている感じ”が出てくる。上質な素材を選べば、ブレゲのオーラにも負けませんよ」


ローズゴールドケース×茶のストラップというクラシカルな組み合わせを日常使いするため、素材感と色に注目。スエード素材のジャケットにデニムのスラックスを合わせ、シルエットはリラックス、素材使いでキレイめに。時計¥2,510,000/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)

リヒトが欲しい一本!

クラシック 5177

フランス革命期のパリで活躍した天才時計師アブラアン–ルイ・ブレゲが考案した手法を受け継いでおり、その端正な姿は“クラシックの極み”。しかもムーブメントの心臓部分に最先端のシリコン素材を使用して、衝撃や磁気の影響を軽減させている。自動巻き。18KRG。ケース径38㎜。¥2,510,000/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)

このモデルもいい!


クラシック 5177

ダイヤルにはグラン・フー エナメルという特別素材を使用。一枚一枚丁寧に仕上げていくため高価だが、劣化しないので透明感のある光沢をいつまでも楽しめる。「優美なインデックスは、ブレゲ数字と呼ばれるオリジナル書体。こういうこだわりが好きです」。自動巻き。18KWG。ケース径38㎜。¥2,570,000/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)

クラシック 5157

秒針もカレンダーもないというシンプルさを極めた時計は“細かい時間を意識しない”という意思表明であり、それゆえ最高峰のドレスウォッチとなる。「これはタキシードに合わせて、フォーマルに使うのが正解。いつかは手に入れたい特別な時計ですね」。自動巻き。18KWG。ケース径38㎜。¥2,030,000/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座)


※文中すべて、RG=ローズゴールド、WG=ホワイトゴールドの略です。


ブレゲ ブティック銀座 TEL:03-6254-7211

Photos:Daisuke Mizushima[D-CORD] 
Hair:JUN GOTO 
Stylist:Naoki Ikeda 
Model:Rihito[UOMO Model] 
Composition&Text:Tetsuo Shinoda
(2018年4月号掲載)

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