"祐真朋樹"

【日本未上陸ブランド】「新生J.クルー」を祐真朋樹が通販&試着代行してわかったホントのところ日本に輸入代理店がなく基本的に海外通販でしか手に入らない新生J.クルーと新鋭パンゲアの2ブランドのアイテムを購入。目の肥えた二人の先輩と海外ブランド好きな編集・中野が試着し、人気の秘密を掘り下げる。祐真朋樹の密かな買い物 |Vol.100 スタイルがあるということ祝! おかげさまで連載100回目を迎えました。キリよく、今回が最終回であります。毎日の超私的な出来事とそのときの心境などをあれやこれや楽しくコラムに記してきました。面白く読んでいただけたでしょうか? 僕はこの先もファッションに携わりながら、文を書いたり写真を撮ったり服作りしたり。今後も見守っていただけるとうれしいです!祐真朋樹の密かな買い物 |Vol.99 プラダのショーツ3号前にも書きましたが、僕は今、ゴルフに夢中。よき師匠にも恵まれ、精一杯頑張っているが、なかなかスコアアップにつながりません…。そんな僕が意見できる立場ではないのだが、ゴルフのプレイ中や行き帰りの服は、なぜにもっとオシャレにならないのだろうか。探しても探しても、イケてるウェアがないのだ。そんな不満を胸に、ショーツを買いに出かけた。祐真朋樹の密かな買い物 |Vol.98 オレンジの小物熱いリアルコレクションの躍動感に心躍った。中でもセリーヌのコレクションは圧巻だった。会場周辺を埋め尽くした人の数と熱気に驚愕。セレブリティとブランドの濃密なつながりに、ファッションブランドの未来を確信した。そんな中、1910年代〜’20年代に思いを馳せて、モンパルナスでファッション撮影を試みた。祐真朋樹の密かな買い物 |Vol.97 コラボレーションアイテム伝統を守りながら新しいことにチャレンジする。何事も長く続けるためには必要なセオリーだ。どれだけ栄華を極めても、国も企業も物も人も常に革新的でなければ衰退の一途をたどる。“コラボレーション”という言葉が浸透して久しい。“コラボレーション”は、あらゆる業界において現状から新たな一歩を踏み出す手段となる。で、僕も、3つのコラボレーションに挑みました。祐真朋樹の密かな買い物 |Vol.96 チェットのオープンカラーシャツ仕事でも遊びでも、一生懸命な姿は美しい。そんな「一生懸命になれる遊び」を見つけた。なんとゴルフ! 今さらだが、プレイに目覚めた。これまで、聖地セント・アンドリュースをはじめ、ハワイ島にあるフアラライ ゴルフコースなど、海外の素晴らしいグリーンも経験してきたが、今ほどうまくなりたいと思ったことはなかった。目標は、「還暦を迎えるまでに80切り」である!祐真朋樹の密かな買い物 |Vol.95 人を愉しませる服3月中旬、無事3度目のワクチン接種ができた。と同時に、35年目に突入する花粉症が爆発! そして日々報道されているウクライナの状況。人生には、大なり小なり常に問題が襲ってくる。いつなんどき僕たちに襲いかかるやもしれない。人間は言葉をもっているのに、紛争当事者も大国のリーダーも、言葉で解決しようとしない。時代を逆戻りさせてはいけない。NO WAR!祐真朋樹の密かな買い物 |Vol.94 ソックス、ボクサーショーツ、ネクタイこれまで最も数多く購入してきたアイテム。ソックス、ボクサーショーツ、ネクタイである。ネクタイしなくちゃいけない職業じゃないけど、古着からモードまで数多のタイを締めてきた。ボクサーショーツもいろんな種類をはいてきた。ソックスに至っては、果たして? どんだけー!? 今回はそんな僕にとって三種の神器的小物を厳選してピックアップしました。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.93ボウブラウス|2022年4月号昨年の暮れ、ランバンコレクション メンズの期間限定店を大丸心斎橋店にオープンした。開店日の朝、トルソーに服を着せていると隣にいたベテランスタッフがぽつりと言った。「ボウブラウスは残り一点しかありませんね。やっぱり時代はジェンダーレスなんですかね」。確かに人気がある。でもこれを作った本当の理由は、「まず僕が着たかった」からなんです。【Gallery】クリエイティブディレクターに祐真朋樹が就任|新生「ランバン コレクション メンズ」に注目ランバン コレクション メンズが生まれ変わった。新たに動き出した2022年春夏コレクションをチェックしよう。【クリエイティブディレクターに祐真朋樹が就任】新生「ランバン コレクション メンズ」に注目ランバン コレクション メンズが生まれ変わった。新たに動き出した2022年春夏コレクションをチェックしよう。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.92 マイ・ヴィンテージ|2022年2・3月号2000年前後に買ったラグジュアリーな洋服。今袖を通してみると、あらためてそのよさに気づく。ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨーク…。海外渡航を繰り返していたときの記憶が甦る。最近は服作りにも参加する機会を得て、過去の体験を企画に生かせることがうれしい。今回はそんな時代に買った3アイテムを紹介。パリ3大ブランドは、昔も今も輝き続ける。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.91 フランス生まれの名品たち|2022年1月号パリコレへ通うようになって30年以上。フランスには僕の憧れるものがたくさんある。週末の蚤の市、夏休みの南仏へのバカンス、スポ根感のないエレガントなスポーツ用品、水のボトルデザイン、デパートの内装、そして情緒ある古い建物と共存するモダンな街づくり。「創造」を大事にする姿勢には感服する。パリコレ以外でも魅了されっぱなしだ。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.90 こだわりのディテール|2021年12月号今も昔も、服を着る愉しみが生活の基本にある。そして最近は、服を作る機会にも恵まれている。すると今まで当然だと思っていたディテールが、実は手間のかかる技だということがわかった。昔は当たり前だったことが、簡略化されていく。放っておくと技術は継承されずに消えてしまう。作り手としては、そのような事態は避けたい。価値ある技を、次の世代へ継承したい。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.89 ランバン コレクションのジャケット|2021年11月号ランバン コレクションをリブランディングせよ。ジョイックス社から素敵な依頼が舞い込んだ。よーし、頑張るぞ! がぜんやる気が湧いてきた。最高のランバン コレクションを完成させるのだ! 1世紀以上の長い歴史をもつランバン。パリモードの歴史とともに歩んできたランバン。先人の残したクリエーションに思いを馳せつつ、新生ランバン コレクションメンズを始動します。【Gallery】祐真朋樹が刷新、秋冬先行発売も。新生「ランバン コレクション」が誕生!祐真朋樹のディレクションによる新生「ランバン コレクション」が来春夏に始動。それに先駆け、秋冬カプセルコレクションを取扱う期間限定店が10月27日にギンザ シックスにオープンする。公式インスタグラムもチェックしよう。祐真朋樹が刷新、秋冬先行発売も。新生「ランバン コレクション」が誕生!祐真朋樹のディレクションによる新生「ランバン コレクション」が来春夏に始動。それに先駆け、秋冬カプセルコレクションを取扱う期間限定店が10月27日にギンザ シックスにオープンする。公式インスタグラムもチェックしよう。祐真朋樹の密かな買い物Vol.88 ヤンチェ_オンテンバール×アナ スイのアロハシャツ|2021年10月号かき氷と扇子、そして風鈴が鳴り響く縁側。蟬の鳴き声に囲まれて炎天下にいると、昔は日常であったはずの情緒に思いを馳せる。子どもの頃も京都の夏は暑かったはずだが、半袖シャツに半ズボン、手に団扇でも持てばなんとなく爽やかな気分になれた気がする。ああいう夏は、温暖化でもうかなわないのか。そう思うとちょっと寂しい、今年の夏である。スタイリスト祐真朋樹が語る「私のヘアスタイル遍歴」自分を一新するには、ヘアに加えてファッションとの関係性が大切。ファッションディレクターの祐真さんが、自身の経験をもとに綴る。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.87 J.M. ウエストンのゴルフ|2021年8.9月合併号最近、「大谷翔平情報のチェック」が日課に。暗いニュースが続く中、唯一の心躍るネタだ。そんな中、アルベール・エルバスが亡くなった。死因は新型コロナウイルスだという。あらためてクロゼットからランバンの服を出した。そして、これに合うのは〈ゴルフ〉だと思った。日本では入手困難だった頃から恋焦がれた靴。死ぬまで愛し続けるであろう名作だ。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.85 コム デ ギャルソンの安全ピン|2021年6月号掲載金色の安全ピン、黒いシルクスカーフ、そしてオリーブ色のホーズが最近の僕の三種の神器。何とはなしに買い置きしていたものが、突然、ある瞬間からキラキラと輝きだすことがある。そんな小物にスポットライトを当ててみた。地味な存在だが、滋味に富む魅力をもつ小物。それは、すぐそばで僕を密かに見守ってくれて、「サザエさん」的安心感をもたらしてくれる。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.84 セリーヌのタイダイTシャツ|2021年5月号掲載フアラライ、ボラボラ、ダナン、パリ…。どこかへ行きたい願望が心の底から湧いてくる。今ならビーチでごろりと一杯やりたい気分だ。しかし、コロナ禍においてはそんなの夢物語。そこで! タイダイルックで仮想リゾート体験。セリーヌのハット&Tシャツで海沿いを散歩、そしてコルビュジエ色の歯ブラシを持参します。そんな日が、一日も早く取り戻せますように。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.83 セリーヌのブリーチデニム|2021年4月号掲載フーディにデニム、Tシャツにスニーカー。カジュアルなアイテムで過ごすリモートな春だ。人と会う機会も少なくて無頓着になりがちだが、50代なりにE-boyな着こなしを楽しみたい。フーディを着たら、首元にはストールを巻く。デニムは裾を短めにしてズルズルとははかない。スニーカーはデザインの激しいものは避ける。あれこれ考えて、大人のE-boyを目指す。祐真朋樹の密かな買い物Vol.82 ロメオ ジリのハーフコート|2021年2・3月合併号掲載約40年、いろんなデザイナーの服を着てきた。欲しくて欲しくて海外まで買いに行ったり、似合っているのか微妙な服に大枚をはたいたり…。一体僕はどれだけの金額を服に捧げたのだろう。その無駄遣いが教えてくれたことは何だろう? 僕の熱望が引き寄せた服や小物の数々は、今も時代を超えておしゃれを伝えてくれている。“着る喜び”を、今日も僕に教え続けてくれている。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.81 ランバン オン ブルーのケープ|2021年1月号掲載1年前に始まったファッションショーの企画は、コロナの影響で何度も変更を余儀なくされた。終わりなきゴールを目指すには、忍耐力が必要。それを乗り越えて得た至福は何物にも代えがたい。そんなこととっくにわかっているつもりだった。だが、あらためてこの秋、そんな実感を嚙みしめた。コロナのせい? いや、コロナのおかげなのかも。まだまだ試練は続くが、この体験を糧にしたい。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.80 メゾン マルジェラのセットアップ|2020年12月号掲載「あの服を着て〇〇へ出かけたい!」そんな気持ちは今の状況では湧いてこない。こんな時代が来るとは予想だにしなかった。でも、自粛が長引く中、ふと考えた。こんな時代だからこそ、もっとおしゃれしようと。イケてる新しい服を探しに街へ出よう! と。もちろん、感染予防には万全を期して。人生には気持ちが高揚するような瞬間が必要だ。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.79 ポータークラシックのケンドーチャイナジャケット|2020年11月号掲載“新しい生活様式”を実践しているが、未熟だ。マスクをし忘れて出かけ、家に戻ることが多い。この際シールドを肉体に装着できればいいのに。そんなこんなで、身なりはますますSF化。なのに僕はアナログ美あふれる服に惹かれる。例えば剣道着の素材を使った粋なジャケット。もんぺ感覚の太くて股上の深いイージーパンツ。そして’90年代を彷彿とさせるスニーカー…。祐真朋樹の密かな買い物 VOL.78 ヤンチェ_オンテンバールの肩パッドシャツ|2020年10月号掲載肩パッドシャツに白いデニムのバギーパンツ。大胆なペイントスニーカーに大型サングラス。今回は大胆なシルエットに挑戦してみた。これにマスクとフェイスシールドを合わせると、ニューノーマルも結構楽しいかも、と思える。この時期は足が蒸れやすく靴にニオイもこもる。脱いだ靴の脱臭乾燥に効果大のアイテムも発見。入れておくだけで、思わずニヤリの秀作です。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.75 キャバンのチェックジャケット|2020年6・7月合併号掲載コロナとともに生きる時代がやってきた。首から上はマスクやゴーグルで保護がマスト。でも膝から下は肌を出したい。だって夏だから。ベリーショート丈に挑戦するのもありだけど、日本の夏にはゆるいシルエットの膝下丈が合う。トップスは軽くて柔軟な素材のものをチョイス。インナーにはルーズなTシャツが気分だ。さて、完璧なコロナ防備でお出かけしましょう!祐真朋樹の密かな買い物 Vol.77 グッチ「ダッパー・ダン」のシャツ|2020年9月号掲載グッチのフレアパンツを数シーズンはいている。’70年代風スタイルだが、僕はヒッピーではない。ヴィーガンでもないが、食材はオーガニックが好き。以前は夜遊び優先で遅寝早起き。今は早寝早起き。コロナ前も健康には気を遣っていたつもりだが、今はそれ以上に気を遣う。自粛から自衛だから?? 特効薬もない中、免疫づくりだけが頼みの綱だ。好きな格好をして、しっかり食べて備えるのだ!祐真朋樹の密かな買い物 Vol.76 スミスのペインターパンツ|2020年8月号掲載コロナとともに生きる時代がやってきた。首から上はマスクやゴーグルで保護がマスト。でも膝から下は肌を出したい。だって夏だから。ベリーショート丈に挑戦するのもありだけど、日本の夏にはゆるいシルエットの膝下丈が合う。トップスは軽くて柔軟な素材のものをチョイス。インナーにはルーズなTシャツが気分だ。さて、完璧なコロナ防備でお出かけしましょう!祐真朋樹の密かな買い物 Vol.74 マルニのノースリーブジャケット|2020年5月号掲載取材を受けたり、誰かと対談したりすると、「僕は服を着るのが好きだ」という話になる。僕の人生の基本は、結局それなのだ。だから服はいやが上にもどんどん増えていく。最近、アメリカの料理番組を見ていたら、マイ・ヴィンテージな昔の服を着たくなった。もちろん、合わせる服はふんだんにある。温故知新な組み合わせもいいものだと思う。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.73 コム デ ギャルソン・オム ドゥのセットアップ|2020年4月号掲載年明け早々、コム デ ギャルソン青山店へ行った。店内はバーゲンセールかと思うほどの混雑ぶり。この日は春物初日、つまり新作が並ぶ日だった。そんな活気のある店内の雰囲気に流されて、最近気になっていたオム ドゥのコーナーへ。衝動的にオリーブ色のセットアップを試着した。トップスは、トレンチ型とノーフォーク風の2種。一瞬迷ったが、着てみてノーフォークに決めた。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.72 ディッキーズ×ビームス×野村訓市のセットアップ|2020年3月号掲載コートはボリュームのあるアイテムだ。だからこそコート「以外」がすこぶる気になる。例えば首元や袖口、裾の下から見えるもの。それからコート自体の裏地とかポケットとか。細部にこだわりすぎるのもどうかと思うが、それこそがコートルックのポイントだと思う。最近はそういう部分をハデめにするのが好き。ソックスもイエローとかハデ色が最高なのだ。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.71 マルニのセットアップ|2020年2月号掲載グレンチェック愛好歴はかれこれ50年になる。始まりは卒園式のダブルJK&ショーツだった。今はマルニのグレンチェックに魅了されている。この伝統柄、グレンチェックを軽い気分で着たい。カジュアルに、ワークウェアのごとく。足元に合わせるのはチロリアンシューズ。ファーがあしらわれているのが少々照れるが、今季、ヘビロテすること間違いなし!です。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.70 メゾン マルジェラのタキシードスーツ|2020年1月号掲載’90年代前半は頻繁にタキシードを着ていた。シャンパンの魔力に引き込まれたのもその頃。部屋着感覚でタキシードスーツを着て、カクテルタイムにシャンパンを浴びる。時差ボケと酔いが重なり、バーのカウンターやレストランのテーブルでの寝落ちも数知れず。振り返ればダサくてみっともない時代だった。最近、タキシード熱が再燃。さて、どうなる?祐真朋樹の密かな買い物 Vol.69 マノロ ブラニクのイエロースエードシューズ|2019年12月号掲載何十年も着ていない服を新鮮な気分で着る。僕にとってそれは奇跡以外の何物でもない。一生ものになるとロンドンで誂えたスーツは、ハンガーとともに化石になりかけていた。それが、一足の新しい靴を合わせることで甦る。時代を飛び越え、流行のはるか上空をいく、超個人的なロマンティックコーディネート。ネバーエンディングストーリーの始まりなのだ。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.68 マルニとヤンチェ_オンテンバールのニット|2019年11月号掲載ヤンチェ_オンテンバールついに3シーズン目。今シーズンも、香取慎吾さんと僕が本気で「欲しい!」と思うものを作りました。ヤンチェ_オンテンバールは元気いっぱいです! 個人的な“推し”は、マルニとの協業ニットに銀座であつらえたロンストシャツという組み合わせ。それにクロノグラフのリストウォッチをして秋はペタンクの上達に精進する予定です。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.67 JWアンダーソンのTシャツ|2019年10月号掲載夏といえばTシャツだ。今年もアーティストTシャツが面白い。JWアンダーソンやグッチ、ソロイスト. 等々、ブランドの思いが凝縮されているのが楽しい。僕が買ったのは、インパクトのある絵柄中心。サイズは肩が落ちるような大きめが気分。合わせるのはジャージーやウールのスラックス。で、デニムを合わせる場合は断固革靴なのだ。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.66 マノロ ブラニクの「マノロ」|2019年9月号掲載パリコレへは新しい服を着て行きたい。そう思ってまず購入したのはマノロ ブラニク。表参道店で白×黒のコンビ靴を入手した。さて、白×黒のコンビに合う服は何だろう? 僕はその靴に合うセットアップを探し求めた。暑いパリでも爽やかに過ごせる服はどこに? たどり着いたのはスーパー エー マーケット。僕は涼しげなセットアップを手に入れた。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.65 セリーヌのポインテッドトウシューズ|2019年8月号掲載部屋の整理整頓中に見つけた、傷んだ服や靴を都内各所にあるお直し屋さん数軒に出してみた。古い服の傷みや汚れを直して着ると、心が和らぐ。それらを、新しい服や靴と合わせるとなお楽しい。今回は、靴やベルトなど名脇役である小物を購入。手作りのベルトは、使いながら柔らかくしていく。セリーヌの靴は、毎日ピカピカにして履きたい。草履は日本の夏風情を室内で愉しめるのがいい。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.64 グッチのブレザーとマイ・ヴィンテージの服|2019年7月号掲載20年ほど前、某誌で連載ページをもっていた。そのページでは、知られざる東京の地を訪ね、そこでファッション撮影をし、その写真とともにその地にまつわる僕のエッセーを載せていた。僕はよく、「懐かしいが新しい」と書いたものだ。そして今、僕は33年間に購入した服を眺めて新しい服と合わせるのが楽しみになってきた。まさにテーマは「懐かしいが新しい」なのである。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.63 ヤンチェ_オンテンバールのレインコート|2019年6月号掲載表はトラディショナルな柄、裏には激しい絵。ヤンチェ_オンテンバールのトレンチコートは、静けさと熱さが表裏一体となっているのが特徴。エルメスのマスタードイエローのパンツは、にぎやかな色めとは裏腹に落ち着きが漂う。その伝統の重さと深さに、素直に感じ入る。最近見た映画『グリーンブック』は、主人公二人の人間関係と衣装に魅せられた。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.62 グッチのフーディとリーバイスのエンジニアードジーンズ|2019年5月号掲載ジーンズに刺繡を入れてカスタマイズしたり、デカロゴが入ったウェアを買い込んだり、なぜかラブリーな花柄が気になったり…。今度は大好きなシャトー・マーモントのロゴがグッチのフーディにあしらわれたと聞けば、これはもう絶対に無視することはできない。2019年の春は、ちょっとノスタルジックでピースフルな気分に浸っていたい。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.61 オテル・リッツのバスローブ|2019年4月号掲載雪景色は美しいが、雪の中を歩くのは苦手。そんな雪降るパリの街を、コートを着て歩いた。オテル・リッツを目指してズンズンと。今回パリで買ったのは、リッツのバスローブ、そしてハンロの海島綿のアンダーウェア。それからおばさんが一人で切り盛りしていた上品な洋裁店のワゴンに置かれたマフラー。自分への誕生祝いには、ライカSLを選んだ。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.60 CABANのフーディ|2019年3月号掲載CABANの白いフーディが気に入っている。グッチのヤンキースコートのインナーやビスポークのダンヒルのスーツと合わせると、大きなフードがいい雰囲気をつくってくれるのだ。スウェットパーカの感覚で気軽に着ているが、カシミヤが10%入った素材の特殊な織りが、滑らかな質感を生んでいて着心地満点。ルームブーツもポカポカで心地よいのである。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.59 メゾン マルジェラのタートルニットとコーデュロイパンツ|2019年2月号掲載メゾン マルジェラのコーデュロイパンツは、太うねと広い裾幅、そして大好きなベージュ。たっぷりサイズのダブル仕上げも僕好みだ。タートルニットはパリで衝動買い。道を歩いていて「寒!」と思った場所がメゾン マルジェラの店の前だった。で、ウインドウに飾られていたのをゲット。で、ロエベのムートンコートでぽっかぽか。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.58 マルニの中国模様ジャケットと太パン|2019年1月号掲載コレクションでミラノへ行き、マルニの店をのぞく。で、店頭に飾られた中国模様の赤いジャケット、シワ加工された極太パンツ、ポップなリボンタイ、そしてリバーシブルのデカ襟シャツを衝動買い。パンツは5種類はき比べたが、ほかは即決だった。お直しも不要で、テンポのいい買い物に気分爽快。翌日はそれら全部を着込んでマルニのショーへ。足元は着ぐるみ風スニーカーでキメました。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.57 リステア×ヴェトモンのフーディ|2018年12月号掲載リステア×ヴェトモンのルーズなフーディ、アレキサンダー・マックイーンのスニーカー、そしてシャネルの3枚重ねのサングラス。どれもボリューミーで存在感がバリバリ。「ミッキーマウス・バランス」を思い出し、手にもハンターの大きな長靴バッグを持った。顔を小さく見せたいといつも考えているが、このルーズなフーディルック、いかがなものか。祐真朋樹の密かな買い物 Vol.56 ヤンチェ_オンテンバールのコート|2018年11月号掲載日比谷に「ヤンチェ_オンテンバール」が開店。香取慎吾さんと僕がディレクターを務める店だ。今回は、その店のために作ったコートとパンツ、それにアミのタートルネックセーターを紹介。コートはリバーシブルでパンツはブーツカット。コートの着丈とパンツの裾にこだわりました。ヒールブーツとつり目のサングラスを合わせて、ヌーヴェルヴァーグを意識してみたりして。