目の前は開けた眺望。
大好きな庭で過ごす朝の時間が
最高の贅沢だってことに気づいた。

趣味のサーフィン好きが高じ、葉山にも家を借り、東京の自宅と行き来する生活を1年ほど続けていた宮島さんだったが、本格的に葉山への移住を考え始めるように。「どうせなら見渡せる景色の中に人も物も何もないところがいいな」と考えていたところ、眺望が開けた、まさに理想の土地に出会えたことも決意を後押しした。
「実際に家を建てるとなると思うようにいかなかったり、完成後も不便な点が見つかったり。ただ住んだ後でも手直しはできるし、住んでみないとわからないこともある。僕自身に生まれた変化も大きくて…。いちばんは朝の時間を大切にするようになったこと。以前は出かける時間から逆算して、身支度など必要な時間を引いて起床時間を決めていたけれど、今はさらに1、2時間早く起きてハクと遊んだり、音楽を聴いたり、ゆっくり朝の時間を過ごすように。四季で移ろう庭の変化も楽しいし、東京では得られなかった心地よい暮らしがここにはあるんです」

リビングにあるアメリカンヴィンテージのソファで読書中。部屋を仕切る白壁は木壁に張り替え、オーディオの音がよく通るように中央をくりぬいた。壁には友人でもある熊谷隆志氏の写真が。

リビングの反対側がダイニングスペース。ヴィンテージのダイニングテーブルはバリで購入したもの。ここ数年、料理にハマり、腕前も相当なものだとか。

(UOMO9月号掲載)


宮島尊弘 TAKAHIRO MIYAJIMA

47歳・スタイリスト
6年前に、葉山に一軒家を新築。ほぼ毎日、仕事で東京と葉山を往復する。以前より通勤時間はかかるが、今の暮らしのほうが時間を有効に使うことができている感覚があるそう。


Photos:Ryuta Seki

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