Pierre Guariche
“Tulip Chair”

「ピエール・ガーリッシュの代表作、チューリップチェア。日本では比較的マイナーなデザイナーでしたが、近年は注目度が高まっているフランスデザイン界の巨匠です。モダンな佇まいながら1950年代の作品。世界中にコレクターが存在するため、今では入手困難な椅子に。このアルミ製のタイプはアルミニウムを型に流し込むタイミングや温度によって独自のムラができるため、一点一点ちがった表情をみせるからおもしろい。このフォルム、独特なバランスですよね。まるでオブジェのよう。華奢な見た目ですがホールド感があり、座り心地もなかなか。でもやっぱりアルミは冷たいので今の時期はちょっと…(笑)。夏はひんやりしていいですけどね」

水澗航さん

スタジオ ファブワーク ディレクター。「毎日座る椅子は家具の中でも一番身近な存在」という水澗さん。その造形美も魅力だという。「気軽に買えるものではないし、大事にするから雑に扱わない。すると所作も洗練される。日常使うものって無頓着なら無頓着なりの生活になるけど、こだわって選んだものが増えればそれだけ丁寧に暮らすようになる。椅子はそのきっかけでもあるんです」。最初に購入した椅子はアルヴァ・アアルトのスツール。


Photos:Mao Nakazawa

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