今回、舞台となったのは仙台市郊外に位置するスポーツランドSUGO。丘陵地帯に作られたサーキットで、高低差が非常にある難しいコースですが、自然も豊かで天気が良いと蔵王連峰も一望できるほど、景観の良いサーキットです。

UOMO SUNOCO TEAM LEMANSは今回も7号車がトム・ディルマン選手、8号車に大嶋和也選手が乗りレースに臨みました。金曜日の練習走行から積極的に走り込み、準備を整えていましたが、予選ではディルマン選手の車両にトラブルが出てしまい、タイム計測中にマシンがストップ。結果18番手に終わってしまいます。大嶋選手も果敢にタイム計測を行いますが、わずか0.034秒届かず予選第2ラウンド(Q2)進出を逃してしまいました。

今回も後方からのスタートとなってしまったUOMOチーム。特にディルマン選手にとっては初めてのスーパーフォーミュラ決勝レースでしたが、いきなり素晴らしい走りをみせます。

1周3.7kmのコースを68周する決勝レース。スタートでポジションを2つ上げたディルマン選手は、7周目にピットインを行い、柔らかめのソフトタイヤに交換します。

17周目に発生したアクシデントを安全に処理するために、「セーフティカー」と呼ばれる車両がコースに入り、各マシンとも追い越し禁止、徐行状態に制限されます。この時点でピットインを済ませていたディルマン選手にとっては有利な展開となり、レース再開後はライバルたちがピットインをしている間に順位を逆転。62周目には4位まで浮上し、初めてのスーパーフォーミュラのレースで見事4位入賞を飾りました。

「予選のトラブルはフラストレーションが溜まるものだった。だけど、決勝日の朝の走行でクルマの設定を少し変えたら良い手応えを掴めたよ。レースではチームが素晴らしい戦略を立ててくれて、早めにピットインしたことが上手くいった。僕も良いペースで走ることができて、本当にチームに感謝している」とディルマン選手。表彰台には届きませんでしたが、今回のレースにはひとまず満足している様子でした。

一方の大嶋選手も、序盤は13番手を走行しましたが、セーフティカー導入が逆に不利に働いてしまい最後尾まで後退。我慢のレース展開になりましたが、最後まで諦めずに走り、15位でチェッカーを受けました。

レース後、片岡龍也監督は「大嶋選手に関しては、あと数秒タイミングがうまくいっていれば、2台で入賞というのも見えていただけに、すごく惜しい結果です。スタートのポジションから考えるとトムが4位になってくれたというのは、すごく嬉しいですし、チームとしてもやれる作戦をやりました。トムにとっては実質のデビュー戦で4位入賞というのは素晴らしい結果だと思うし、レース中のペースの良さというのが分かったので、課題である予選での速さを改善できれば、今後も入賞が望めると思います」と、ディルマン選手の活躍に喜ぶ反面、速さはあったのに不運なレース展開になってしまった大嶋選手の結果を悔やんでいる様子でした。

それでも、開幕前から苦戦気味だった中、今回入賞できたことでチームとしても弾みがついたのは確か。次回の第4戦富士スピードウェイ(7月7日・8日開催)で、さらに上位を目指します。


全日本スーパーフォーミュラ選手権
第4戦 富士スピードウェイ

予選/7月7日(土)
決勝/7月8日(日)

応援よろしくお願いします!


全日本スーパーフォーミュラ選手権公式サイト

Photos:Shigenobu Yoshida
Text:Tomohiro Yoshita

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