芸術運動デ・スタイル100周年で盛り上がるオランダのアートを堪能! | Blog | UOMO | WEBUOMO

芸術運動デ・スタイル100周年で盛り上がるオランダのアートを堪能!

UOMO編集部 中野健吾

UOMO編集部 中野健吾

UOMO編集部ブログ

アントワープの次は、オランダに行ってきました。なぜ、今オランダなのかと聞かれれば、2017年がピエト・モンドリアンが提唱した新造形主義に代表される芸術運動デ・スタイル100周年のアニバーサリーイヤーだからです。

デ・スタイルについては、こちらに分かりやすい解説があります。
http://www.hollandflanders.jp/markt/8998/

モンドリアンといえば、垂直と水平の造形とシンプルな色彩が思い浮かびますね。かつてイヴ・サンローランのドレスにも採用されたことでも有名です。そして、もうひとつ。2017年2月16日にミッフィーで知られるオランダのグラフィックデザイナー、ディック・ブルーナが亡くなりました。ディック・ブルーナもデ・スタイル運動の影響を受けたアーティストの1人だったのでこれはもう、現地でぜひとも体感したいとなったわけです。

まずはディック・ブルーナのアトリエを保存したオランダ最古の市立博物館であるユトレヒトの

セントラール・ミュージアム(Centraal Museum)
Agnietenstraat 1,3512 XA Utrechtaaskerkhof 10

http://centraalmuseum.nl/

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アトリエは非常に整理されており、とても几帳面な性格であったことが分かります。

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そして、大人でありながら子供の目線に常に立って作品に向き合っていたのだと感じました。

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アトリエのほかにもデ・スタイルのメンバーであり、世界遺産のシュローダー邸を設計したヘリット・リートフェルトのデザインした家具も世界最大のコレクションを誇ります。

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直線的でとてもシャープながら、色はポップでかわいげのあるスマートなオトコといった感じのリートフェルトの家具。UOMO読者にはきっと似合うはずです。

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シュローダー邸も外から見てきました。

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ミッフィーといえば、ユトレヒトはディック・ブルーナの故郷でもあることから、こんな信号機も発見!

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さらに、ブルーナの次男でアーティストのマルクが作ったというミッフィー像まで。

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おつぎはオランダ第三の都市であるハーグ。フェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」がある

マウリッツハウス美術館(Mauritshuis)
Plein 29 2511 CS The Hague

https://www.mauritshuis.nl/nl-nl/

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貴族の館を改装したエレガントな空間は本当に素敵です。

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個人的にはこのマウリッツハウスを裏側の湖越しに見る姿が一番感動しました。

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9月初旬からはベルギーのアントワープ王立美術館からフランドル絵画を借り受けて「肖像画展」を開催予定とのこと。これも楽しみですね。

そして、ハーグの街中を散策してみるとデ・スタイル100周年を盛り上げてモンドリアンカラーに染まっていました。街を上げて一つの芸術運動を回顧し、盛り上げる姿勢に感服するとともに、その状況が羨ましくもありました。

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そんなデ・スタイル100周年を記念した企画展The Discovery of Mondorianを見に、こちらへ。

ハーグ市立美術館(Gemeentemuseum Den Haag)
Stadhouderslaan 41, Den Haag

https://www.gemeentemuseum.nl/

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ここには同運動の立役者であるモンドリアンの世界最大級のコレクションがあります。

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ここに来るまで、モンドリアンはグラフィックイメージが強く、そこに感情や考え方を推察する余地はありませんでした。ところが、初期から順を追って作品を見るうちに体系的にモンドリアンの生涯と思想を理解することができ、とても感動しました。

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時代を追うごとに、なぜミニマルに、なぜシンプルに傾倒し、新造形主義へと流れていったのかが分かります。ここまでのコレクションを分かりやすく見られるのは世界でもここだけだと思います。

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最後はアムステルダムへ。

アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)
Museumplein/Museumstraat 1 1071 CJ Amsterdam

https://www.rijksmuseum.nl/jp/general-information-japanese

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レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」などの名作が所蔵されています。当然、展示内容はすばらしいのですが、オススメしたいのが美術館併設のレストランRIJKSです。

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こちら、いわゆるミュージアムカフェと思ったら大間違い。オランダ産の食材にこだわりながら海外シェフとのコラボレーションも積極的に行い2016年にはミシュランでも星を獲得した隠れた名店なのです。

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カジュアルフレンチスタイルですが、どこかアジアンテイストなランチを堪能しました。

国立美術館の前にある

ファン・ゴッホ美術館(Van Gogh Museum)
Museumplein 6 1071 DJ Amsterdam

https://www.vangoghmuseum.nl/en

も見逃せません。

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ただし、こちら事前予約がマストです。当日券もありますがものすごく並ぶことになります。

ゴッホやフェルメールらクラシック美術の人気ももちろんありますが、今回のようにグラフィックデザインやモダンアートの分野を旅の目的にしてみるのも楽しいです。「モンドリアンからダッチデザインへ」をテーマに、盛り上がりを見せる今年のうちに訪れてみてほしいです。

今回紹介したアート、ファッション、グルメなどの現地の最新情報はオランダ政府観光局 ベルギー・フランダース政府観光局のWEBサイトに詳しく掲載されていましたのでぜひ旅の前には参考にしてみてください!
http://www.hollandflanders.jp

アートが好きなら建築も!
ベルギーとオランダを旅してみて気になった建築やデザインも次回紹介します

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